私と猫ちゃんの話

私は猫が大好きです。

近くの公園にいた子猫を家に持ち帰り、母に怒られて、また公園に戻すということを何度か繰り返した幼少時代。

初めてネコが飼えたのは、高校生の時。

学校の友人宅で猫が生まれ、誰かもらってくれない?ということで。

当時、実家は建て替え中で母の弟宅に一家そろって引っ越していました。母の弟はその家で商売はしていたものの、家には住んでおらず、母の実家で寝泊まりしていたので、私たち一家が住んでも問題なかったのです。

そこへ私が強引に猫を連れて帰り、強行突破です。

猫の受け渡しは、なんと学校。ちょうど中間だか期末テストの最終日だったかと思います。先輩が引退し、クラブの部室を自由に使えるようになったので、友人と朝に部室に猫をおき、ドアには「猫放し飼い中」だかの紙を張り付け、帰るときに連れて帰ることにしていました。

その日は部活もなかったので、だれも部室にはいかないだろうと思っていたのですが、先輩数名、同級生も試験の後に部室に行ったようで大騒ぎとなりましたが、無事、猫を連れて帰ることができました。

私のいない日中は、おじさんが子猫の面倒を見てくれて大変助かった記憶があります。

そして、実家に戻るときがきて、子猫ちゃんも連れての引っ越し。念願の猫との実家での生活、とてもうれしかったです。

この猫ちゃんは、かなりの大往生でした。私が日本を出て、ここプーケットで暮らしてからは母が面倒を見てくれていました。一年に一度、実家へ帰ると、初めのうちは大きな声で名前を呼べば駆け寄ってきてくれてちゃんと覚えててくれてるんだなって思ってたんですが、だんだんと来てくれなくなり、こちらから近づいて名前を呼ぶと耳はピクピクさせ、返事はしてくれるものの、動いてくれず、猫ちゃんの鼻に私の鼻をくっつけて、においを嗅がせること数秒、鼻をペロッとなめてくれてニャーオとなき、思い出してくれていました。

f:id:pinkajisai:20210428151408j:plain

ジルちゃんの晩年

私がプーケットに来てから4年目くらいだったかな、この猫ちゃんにとっても似た生まれてまだまもない猫ちゃんと縁あって出会い、アパートで飼うことになりました。目は開いていたものの、自分でミルクがまだ飲めない赤ちゃんでした。

夜中に何回か起きてミルクを飲ませたり、結構大変でした。それでもちゃんと育ってくれて、やんちゃな猫ちゃんに成長し、私が仕事で家にいないときは窓の網戸によじ登ったりして部屋のあちこちに傷をつけてしまいました。それでも、おしっこはちゃんとトイレでしてくれるおりこうさん。

パパと結婚する前に、座敷猫は良くないと言われ、仕事に行くときに部屋の外に出す生活を始めたときは、帰ってこないんじゃないかってとても心配しましたが、ちゃんと帰ってきてくれました。

結婚後にアパートから今の家に引っ越した際には、3日くらいは部屋の片隅からあまり出てこず、動くにしても腰が引けた歩き方。それも1週間くらいしたら慣れてどこにでも行けるようになりました。

ある日、なんだか苦しい夢をみてふと目を覚ますと、胸の上で寝ていたり、私がまだ寝ているときにお腹がすくと、耳をガブっと噛んで起こすかわいい子。長男が生まれるまではずっと一緒に寝てました。

家と外を行ったり来たりの猫ちゃんでしたが、一度数日帰ってこないときがあり、その時はかなり心配しました。それからだいぶたってからもう一度何日も帰ってこなくてもう諦めたんですが、隣の家の敷地内で息を引き取っていたのを隣人が教えてくれ、会うことができました。プーケットの生活で私の寂しさを埋めてくれた猫ちゃんとの別れ、涙がでました。大げさだけどかけがえのない存在でした。

そんな別れがあったので、もう猫は大好きだけど飼わないと決めていたにもかかわらず、パパが友達の家で赤ちゃんがたくさん生まれちゃったから2匹を私に内緒で連れてきてしまい、また新たな猫ちゃんとの生活が始まりました。ちょうど、実家の両親がプーケットに遊びに来た帰りに、私は後で合流するからということで先に長男と娘を日本につれていってもらっているときの出来事でした。

そして私が日本に合流した後、なんとパパが誤って一匹を踏んずけてしまい、一匹をなくしてしまいましたが、もう一匹はすくすくと成長し、やがてたくさんの赤ちゃんを産みました。

f:id:pinkajisai:20210428153549j:plain

でも、猫の数が多すぎになってしまったため、なんとパパが私のいない間に子供たちだけをお寺に預けてしまったのです・・・

そして月日は経ち、またたくさんの子猫ちゃんたちが生まれました。この時は近所の人が数匹貰ってくれてたのですが、四匹だけを残し、またもやパパがお寺へ連れて行ってしまいました。この時はお母さん猫も一緒に・・・

うちのパパ、ひどくない?

そして、残った四匹ですが、二匹はオス猫でちょっと大きくなったら出て行ったきり戻ってこなくなり、残りが二匹だけとなってりまいました。そのうち一匹はかなりなついていたのですが、もう一匹は怖がってあまり近寄ってきませんでした。でも、去勢手術したらこの子も普通によってくるように!

ところが、なついていた猫ちゃんがある日帰ってこなくなり・・・多分近所の子が囲い込んじゃったようで、でも、まあ面倒見てくれてるならいいや・・・ということで一匹だけとなってしまいました(以下、この猫ちゃんをシマ子と呼びます)。

この生活が続いたある日、今度は先に失踪してしまった猫ちゃんが代わる代わるうちに戻ってくるようになり。でもご飯だけ食べてまたいなくなっちゃうんですけどね。

そしてまた問題発生です!

パパが隣の家の人が引っ越すからという理由でその家の猫をまた私に内緒で勝手に連れてきてしまったのです!

f:id:pinkajisai:20210428161130j:plain

新しく仲間入りした ウワンくん

ウワンくんはおりこうさんでネズミを捕ってくれるんだ!

と言い訳してましたけど、連れてきては面倒見ないで全く頭に来ます。

でも確かに、ネズミだけでなく、チンチョック、かわいそうなことに、ニワトリの赤ちゃん、スズメなどの小鳥も捕っちゃうんです。

もう随分長く一緒に生活してはいますが、未だにシマ子と仲良くしてもらえず、今はようやく鼻と鼻を合わせてにおいをかぎあうくらいにはなりました。でもシマ子は実は我が家の裏ボス。ご飯を食べるときは自分が先に食べてからじゃないと食べさせないし、自分のテリトリーに来るとシャーッっと威嚇してます。

f:id:pinkajisai:20210428163750j:plain

「なによ・・・」「仲良くしようぜ・・・」

そんなシマ子は人が机の上に何か広げてやりだすと必ずと言っていいほど

f:id:pinkajisai:20210428162242j:plain

構って、構って~

と邪魔をしてくるし、子供たちを大きな声で怒っていると、怒るなとでも言うかのように近くに来てミャオミャオ、また電話でしゃべってる時も、私がどうかしたのかと何か勘違いをしてミャオミャオというんです。

それなのに、夜寝るときは一緒に寝てくれず、ウワンくんは必ずと言っていいほど部屋に入ってくるのに。

 

よかったらクリックお願いします♪

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村