幻のイギリス短期留学とAFS高校生留学プログラムについて

長男の通っていたポーウォーの英語プログラム(各学年1クラスのみ)では、中学生・高校生ともに外国旅行が義務付けられています。

中学生では中3になる前の休暇中でのアジア旅行、また、高校生では高3になる前の休暇中での短期留学(イギリス、オーストラリア、又はアメリカ)となっています。

ただ、AFS留学プログラムに参加の生徒に限っては、時期が重なるので免除となっていました。このAFS留学プログラムについては最後に説明をしたいと思います。

外国旅行の行先

行先は学校から提示された場所をそれぞれ2年生になってすぐクラス全員で話し合って決めるのですが、昨年の中学生は日本、長男たち高校生はイギリスを選びました。

日本への旅費はだいたい5万バーツくらいで短期の滞在だからビザは必要ないので、行く行かないはさほど問題ではなかったと思いますし、語学留学というよりは英語を使って遊びに行く?みたいな感じ?

それでも、娘の同級生のお母さんはヒーヒー言ってました。

今年の学年はどこを選んだのか・・・

イギリス短期留学の準備

長男たちの留学先はロンドンではなく、エクセター

のんびりしてこじんまりした街のようですが、色々な国からの留学生が集まっているようで、良いアカデミーもあるとのことでした。

田舎育ちの子たちなので都会のロンドンがいいのかと思いきや、プーケットと同じように自然いっぱいの環境を選んだ子供達でした。

まあ、エクスターの方がロンドンよりも安かったし、ロンドンならいつか観光として行けるときが来るかもしれないけど、エクスターだとこの機会じゃないときっと行かないだろうなと思い、エクスターを選んだのは正解だったような気がします。

さて、イギリスへの短期留学となるともちろんビザが必要で、旅費もそれなりにかかります。

短期留学ビザの申請時に、本人、もしくは保護者の銀行口座のステートメント6か月分を提出しなければならず、そして、そのステートメントでは毎月、必ず最低25万バーツの残高がなければビザはおりないと保護者会で言われたのです。

もしステートメントの残高が厳しいようなら、学校で何とかサポートする(お金の面ではなく)ということでしたが、それでも銀行口座の問題で行かせたいけれども行かせられない人やその他の理由などから、イギリス短期留学へ参加しないという人がでました。

でも、単位としては計上しないものの、必ず短期留学をしなければいけないことになっていたので、最終的に、シンガポールへ留学し、終了後には、その短期留学証明書を学校に提出するということでシンガポール短期留学が認められました。

我が家としては、財政的にかなり苦しかったのでイギリスにするかシンガポールにするか悩みましたが、この機会を利用しなければ絶対にイギリス留学なんてできない!とイギリスへ行かせることに決めました。

そして、高2の6月からさっそく旅費として毎月の積立が始まりました。

ビザ申請のための書類もすべて整い、生徒たちは翌年1月にバンコクへの大学訪問という研修旅行の間に、イギリス大使館へ行き、ビザ取得のための最終面接も終わらせて、無事にビザ取得できました。

長袖の洋服やカイロなど、冬に備えたものも買い、あとは3月の出発日を待つのみ。

コロナ問題発生

ステイ先のホストもわかり、グーグルマップでどのあたりなのか確認したり、勉強が終わった後に行けそうな場所とかを探したりして、私の方が本人よりもワクワクしていました。

が、コロナ感染がイギリスでも深刻となり始め、学校との話し合いの結果、ついに出発する1週間前に延期が決まりました。

結局、同月の後半にイギリスはロックダウン。

もし、子供たちが予定通り出発していたら帰ってくる数日前にロックダウンだったので、まあ、延期にしてよかったよ、ということにはなりましたが、今度は、果たして延期しても行けるのだろうか?という問題が発生しました。

それでも、子供たちは 絶対に行く~!

と、あきらめません。

これからどうするか決めるためのクラスの臨時保護者会が数回行われたのですが、中止だけは阻止しようと子供達も保護者会に乗り込んできました。

そりゃそうですよね、このイギリス旅行、すっごく楽しみにしていたんですから。

私も、行かせるのはちょっと怖いけど、でも必死に旅費をため、ビザ取得のために本当に苦労したので、なんとか行かせたい!と思っていました。

学校としては、大学受験の準備に入ることから、最悪9月出発できなければ中止するということで、子供達も仕方なく納得し、手配してくれていた旅行会社とも相談しながら、中止の場合の話も進めてました。

最後の最後まで、みんなが希望を持ち続けたのですが・・・

ついに出発間近に中止決定

ちなみに、シンガポール組はイギリス組よりも前に中止が決定していました。

みんな泣く泣く現実を受け入れ、そうとなれば、保護者の間では払ったお金の払い戻しに焦点が集まりました。

当然全額返金をお願いしたのですが、当時はエアラインは返金できないと言っていたし、イギリスでの交通機関が返金しないとか、もうさんざんもめました。

でも、最終的に時間はかかりましたが、旅行会社のお陰で全額に近い金額が戻ってきたので、本当によかったです。

幻となったイギリス短期留学、行っていたら、長男にとっては貴重な経験となり、またこの先きっと違う世界を見いだせたのではないか、と考えるととても残念です。

AFS高校生留学プログラムについて

このプログラムは世界規模で行われているので、日本にももちろんあります。

まずはAFSタイランドのことから

タイの中学・高校では、新学期が始まってすぐに次年度のAFS留学生募集の案内があり、中学3年生から申し込みできます。

AFS財団からの奨学金を得て、通常よりも安い料金で留学できるのでタイ人には人気のプログラムです。

↓↓↓ AFSタイランドのリンク ↓↓↓

ไปแลกเปลี่ยน AFS โครงการนักเรียนแลกเปลี่ยน I Student Exchange Program

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来年度プログラムに向けての募集が5月18日から始まりました。それぞれの学校で申し込みができると思います。申し込みの締め切りは7月12日です。

留学選考のための筆記テストは7月18日結果発表7月29日

その後、面接が8月8日に実施され、最終選考の発表は8月18日

行先は自分で選べるようです。

我が家では申し込みはしていませんが、長男のクラスメイト3人が、6か月のプログラムで、高校2年生の後期から、それぞれアメリカ、中国、エスタニアへ行きました。でも残念なことに、コロナのせいで期間を少し早めて帰ってくることになってしまいましたが・・・

学校の先生から、高校2年生になってからでも申し込みはできるけれど、実際に行くのが高校3年生のときとなり、留学を終わらせてからでは大学受験に間に合わないから、希望者は高校1年生で申し込んだ方がいいという話でした。

留学している間の学校の単位は、留学先の学校のものを用いるので、帰ってきた後も同じクラスに戻ってこれるということでしたが、長男の友達は一人だけあえて一つ下の学年に戻りました。

AFSタイランドが支援する奨学金には、一般奨学金と、特別奨学金があります。

一般奨学金申請者の資格(2022年留学にむけて)

  • タイ国籍
  • 2004年6月30日から2006年12月31日までに生まれた人
  • 文部省の認定を受けたタイの教育機関で、2021年に中学3年・高校1‐2年、または同等の学年で勉強していること(申請時からプログラム終了まで)
  • きちんとした行いの取れる人
  • 健康な人
  • 前学期の成績平均点(GPA)が、プロジェクトへの参加を申し込んでいる間と留学する前に2.30以上であり、”0”やその他の項目でパスしていること

プログラムに参加するための個人負担費用

上記は、基本ホームステイとなり、同じ国でも地域が違ったり、寮に入ったりによって料金は若干違うようです。

また、これとは別に、日本政府のアジア掛け橋奨学金というものがあって、日本へ留学する人のためには、日本政府から全額出資するものもあるようです。

すごいですね、日本。でも、外国人に奨学金だすなら’、その分、優秀な日本人にもっとだせばいいのに・・・と思います。

また、アメリカ政府から、タイ・イスラム教徒の学生のための全額出資の米国政府参加プログラムとかもあるようです。

あとは公的および私的企業、機関または組織からの奨学金で、それらの企業や組織からの従業員の子供が申し込みできるようです。

長男や娘が通っていた学校には、それぞれこのAFSを通して、外国人留学生が来ていたようですが、さすがに去年はコロナで誰もいなかったです。

AFS日本

日本にもAFSはあり、同様の留学プログラムがあります。また留学させるだけでなく、ホストファミリーとして外国人を受け入れたり、日本へ来る留学生やホストファミリーをサポートするという文化交流プログラムもあります。

www.afs.or.jp

また、タイにはありませんが、オンライン100%でできる異文化交流というのもあって、選考試験も英語のレベルも問わないプログラムがあるようです。

このオンラインプログラム、中高生のお子さんをお持ちの方で興味のある方はご利用されてみるのもいいのではないでしょうか。

参加費用は315ドルですが、6月13日まで全額奨学金で受講できる申し込みができるようです。こちらは国際本部での選考があるようです。

↓↓↓ 詳しくはこちら ↓↓↓

www.afs.or.jp

コロナ禍だし、ましてや子供を外国に行かせるとなると、今はちょっと・・・と考えてしまうとは思いますが、毎年募集しているので、今後の計画としてこういうプログラムもあるんだなと、参考になれば幸いです。

 

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